就任インタビュー/矢野輝治 シャディ代表取締役社長「実行スピードを上げ、事業を推進」

シャディ㈱は本年1月1日付けで矢野輝治氏が代表取締役社長に就任した(ラオックスHD代表取締役社長兼任)。同時に法人営業に特化したシャディ東京㈱(仮称)、食品ギフト開発卸のシャディグローバルフーズ㈱(仮称)の2つの専門商社を2024年度に稼働させることを発表した。矢野輝治シャディ新社長に一連のマネジメント体制の再構築について話を聞いた。

変革の波にさらされる流通業

私はもともとダイエーに20年くらい在籍、創業者の中内(故中内㓛氏)とは10年くらい一緒にやってきました。当時はダイエーもローソン、リクルート、南海ホークスなど事業を多角化しており、主に事業買収の部門や本社の企画的な業務を担当しました。その後、キャリアを生かしてM&A中心の事務所などを十数年ほど経営、2012年にラオックスに入って今に至ります。

ラオックスはもともと家電量販店でしたが、現会長の羅怡文がインバウンドに着目し、日本でおそらく初めてインバウンドに本格的に取り組み、爆買いの聖地として名を馳せ、2015年年末には「爆買い」で流行語大賞をいただきました。

 

2024年4月号(3/15発行)掲載

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