第7回ライフスタイルWeek「推し活グッズで経済効果7000億円」

令和4年度の消費者白書によると、近年、若者の消費形態は、従来の「モノ消費」「コト消費」から「トキ消費」(参加型のイベント)に移行しており、有名人やアニメ、ゲーム等のキャラクターや鉄道等、応援する対象にお金を使う消費形態は、「推し活」といわれている。2021年の流行語にもなった「推し活」は、SNSによって応援する人と応援される人のつながりも強くなり活況。コロナ以前の2019年度のアニメの市場規模は3000億円、アイドルは2610億円ということで「推し活」に着目してグッズやイベントの機会を提供する企業や団体も増加、経済効果もうなぎのぼりで今や7000億円を超えるという。

「推し活」への関心が高いのは10代後半で42・1%、20代で31・8%、「集まりやイベントの参加者同士の一体感が大事」、「その場・その時しか得られない体験をしたい」といった傾向。商品・サービスの購入を検討する際の情報源は主に「SNSでの口コミ・評価」からで、「価格の安さ」、「見た目・デザイン」等を重視している。

3月13〜15日に東京ビッグサイトで行われた第7回ライフスタイルWeek(主催RX Japan)でも推し活グッズが大きく取り上げられ、20社が参加、次回以降も伸びが予想されている。自身も推し活をしている出展者が多く、「欲しいから作った」との説明には熱を感じた。

 

2024年5月号(4/15発行)掲載

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