ポストコロナのギフト経営/フジキコーポレーション 浜崎社長「売上は県外で、雇用は地元で」

フジキコーポレーションでは今年3月に創業者の藤原茂紀氏が会長に、取締役室長の浜崎禎和氏が代表取締役社長に就任した。

コロナ禍初年度(2020年)、春先の「需要喪失期」を乗り超え通年売上げを持ちこたえた。同社オリジナル「山陰グルメカタログ」が、コロナによるイベント廃止の代替品として「ピタッとあてはまり」、仏事では会食の代わりとなる「代御膳」をヒットさせ、アソートギフトの進化系「スマートギフトプラス」も好評だ。

さらに10年前に立ち上げたプラットフォーム(PH)事業(ポイント交換、キャンペーン)が全社売上げの半分近くまでに成長。「地元山陰の雇用創出と発展のために常に挑戦」がモットーの浜崎新社長に近況と抱負を尋ねた。

来店してもらえる有難さ

「当社も御多分に漏れず結婚、出産、満中陰志は振るわなかった。その分、店売りと法人営業それぞれで創意工夫を凝らし、売上げをつくってきました。実はコロナで良かった点もありました。お客様が外出もままならない時に、当店へお越しいただけることは感謝しかありませんし、有難さが改めて身に沁みました。もっと言えば、いい挨拶とサービスに務め、顧客満足を高めるという接客の基本を全社員が再認識できたことです。

 

2023年8月号(7/15発行)掲載

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