セミナー特集/震災対策技術展、全協青年部会、ギフサ総会より

震災対策技術展大阪セミナー/体系的に学ぶ防災セットの基礎知識

防災・BCP策定アドバイザー 高荷智也 氏

「即死しないための準備」

今回は防災リュックの中に入れるグッズの中身の話ではなく、どのような考え方で、どんな道具を揃えたらいいのかについて検討します。防災セットに関しては4つの分類をお奨めしています。①枕元に置く最低限のセット②通勤・通学など外出時に携帯するもの③避難用の非常持ち出し袋④自宅や避難所で被災生活をするための道具です。

防災の基本を考える時は、どこにいる時にどういった状況から身を守りたいかを考えると、必要なものは大きく変わります。さらに突発的な災害で即死しないための準備をすることです。命を守る準備としての安全確保。緊急避難をして安全な場所まで素早く移動するための準備が必要です。もう一つは、被災生活です。電気・ガスが止まっている状況で、インフラが回復するまで生活を継続する準備が必要になります。


全協青年部主催/基調講演

仕事や人生に少しはヒントになるかもしれない話

6月29日、「新しい知識を取り入れる」をテーマに全国団扇扇子カレンダー協議会青年部が開催した第4回基調講演は「仕事や人生に少しはヒントになるかもしれない話」。講師は元コクヨ㈱副社長の森川卓也氏。在職中は30代後半で100周年ビジョンプロジェクトリーダーとして新規事業の立案、文房具の責任者として手腕を発揮。退社後はデジタル印刷会社を経営、複数社の社外取締役、アドバイザーを兼任する。

なにはなくともPDCA

すでにご存知のPDCAサイクルについて改めてお話します。PはPlan(計画)。DはDo(実行)。CはCheck(検証)。AはAdjust(調整)Action(改善)。さてこのPDCAサイクルをダイエットに例えてみます。Pで半年以内に5キロ減量の目標をたてるが計画がない場合、Dで何をしたらいいかわからず、適当に思いつくことをやってみる。Cで3カ月後に体重測定するも全く減っていない。となるとAで何を調整、改善していいかがわからずサイクルになりません。


第9回 ギフサ総会セミナー/ヤマトの物流効率化支援の取り組み

ヤマト運輸(株)グローバル・ナショナルアカウント営業第二部 上村耕治 講師

(一社)日本ギフトサプライヤー協会(東海林秀典会長)の総会(5/26)記念講演は、折からの運賃値上げや物流2024年問題を控え、グループ各社の多彩な経営資源をヤマト運輸一社に結集した「ONEヤマト体制」の現状と今後の取り組みを聴講。ギフト業界が活用したい業務効率化ツール「ギフト手書き申し込みデジタル化サービス」などが説明された。(以下要旨のみ/文責編集部)

宅急便は23億4000万個

ヤマト(大和)運輸は、1919年に創業。1929年に「路線事業(輸送)」を日本で初展開し、1976年に「宅急便」を開始しました。宅急便取り扱い個数は2022年度でおよそ23億4000万個。社員は21万人、セールスドライバーは約6万人おります。宅急便事業の国内シェアは47・2%(第一位)になります。

ヤマトのネットワークは、お預かりした荷物がベース(物流ターミナル・75拠点)」に集まり、ベースから各営業所(約3500拠点)を経てご自宅やオフィスにお届けします。全国110拠点の倉庫ネットワークを活用し、その特徴の一つはベース一体型のゲートウェイターミナルです。

 

2023年9月号(8/15発行)掲載

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