アフターコロナのギフトアイテム/ファッションマスク

日本で本格的に新型コロナの感染が始まった2月以降、老若男女を問わず全員がマスクを着用する光景が広がった。マスクを着ける習慣のない欧米でも、命を守るため一人残らず着用するというまさに非常事態が世界中で起こった。

マスクがマストアイテムとなった今、どうやってファッションに取り入れるかという模索が始まっている。スポーツブランドは、ジョギングやウォーキングでの着用に快適なマスクやバフ。ファッションブランドは、洋服とのコーディネートが楽しめるマスク。マスクは、「STAY SAFE(無事でいてね)」という気持ちを込めることのできるギフトアイテムとしても注目を浴びている。

伝統技術がきらりと光る

150年以上続く、西陣織の生地メーカー㈱加地織物(本社京都市)は、西陣織の中でも金襴と呼ばれる金糸銀糸を使った袈裟などの法衣を専門に手掛けてきた。近年その特殊な技術を生かし、インテリア向けのブランドも立ち上げた。モダンなテイストで西陣織の持つ高級感、上品さを引き出しハイクラスのホテルのインテリアとして採用されている。ウイルス対策としてマスク不足が叫ばれる中、生地のプロが作った本物を届けたいという思いからマスク開発を始めた。

続きは2020年7月号(6/15発行)掲載

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