成型砂糖のオリジナルブランド「マルキチシュガー」を手掛ける砂糖卸問屋の竹内商店(東京都中央区)。ロゴやモチーフなどをきめ細やかに表現できる成型砂糖が強みで、商品やサービスを差別化したいという企業からの注文が絶えない。採用例は「レクサスカフェ」、紅茶専門店「ルピシア」、㈱サザビーリーグのアフタヌーンティー、富士急ハイランドなど。昨年から新規顧客獲得が順調に推移し、昨年1月には砂糖の成型機と包装機が本格稼働するなど、生産スピードを従来の2倍に引き上げた。
しかし、新型コロナウイルスの影響で営業活動が全面的に中止となった。3月から5月は売上げが低迷、前年比の半分以下に落ち込んだ月もあったという。
竹内信一社長は昨年を振り返り、「大変な1年でしたが、色々なことを見直す時期にもなりました。売上げも10月から回復に向かい、ほっとしています。ブライダルギフトの注文が入り始めたのと、コロナで延期となった企画がようやく始動しました。砂糖はホットドリンクが増える冬場に強い商材ですからこの調子で進んでくれたら」と語る。
続きは2021年1月号(12/15発行)掲載