京丹後地域の織物や機械金属など21の事業者が工場・工房を公開し、「ものづくり」の現場を現地ツアーとライブ配信で紹介する「DESIGN WEEK TANGO 2021」が6月24〜27日の4日間開催された。
京都府北部に位置する丹後はアジアでも有数のシルク生産地で、「丹後ちりめん」は京の西陣の「お召ちりめん」を原形としながらも、明治期のジャガード織り機の導入により、独自の発展を遂げて「紋ちりめん」タイプとして浸透してきた。
独特の凹凸「シボ」は、本来平面的である織物に3次元の奥行きを持たせ、無限の表情を生み出すことも可能。そのため、ハリウッド映画の衣装や、高級家具の装飾、ヨーロッパの高級ブランドでも使われている。
続きは2021年9月号(9/15発行)掲載