2023総合カタログ巻頭特集と注目企画「法人系は防災防犯、SDGs 家庭系はプレゼント訴求」

タログ10冊から、巻頭特集を中心に商品構成やページネーションの傾向を探ってみる。

テレワークが普及した一方で、企業は働く全社員分の防災グッズの備蓄が求められる(努力義務)東京都帰宅困難者対策条例、ウクライナ侵攻などの世相を背景に、法人系カタログでは、「防災防犯」が今年も一番のページシェアを占めた(三喜、ギフト21、藤田商店など)。

家庭系カタログでは、シャディが巻頭をライフイベントの切り口で結婚祝い、出産祝い、入学就職祝い、誕生日、歳祝いなどのプレゼント訴求に、50頁(内祝いを除外)ほどを割いたのは画期的なページネーション。ファッションブランド、スマートウオッチ、リカちゃん人形などは、箱ギフトの返礼品とは別世界の様相を呈す。

アピデのスマートクッキングは“時短”で美味しく健康な毎日の提案。スマートトースターグリル、低温調理器、ホットサンドメーカーなどによる便利な機能やプロ並みの味に仕上がる調理方法を紹介する。

名入れ(命名)食品で15頁を構成したのはハリカ。ゼリー、クッキー、ジュース、バームクーヘン、お米などは内祝いアイテムだが、新しい家族の誕生を知らせるお披露目ギフトと言えそうだ。

 

2022年3月号(2/15発行)掲載

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