業界で展開できそうなFC代理店ビジネス/新しい業態・モデルが続々と誕生

日本のフランチャイズ60年史「ビジネスチャンス」によれば、FCの先駆けは1963年の「サニクリーン」(現ダスキン)と「不二家」。67年にラーメンの「どさん子」、68年には回転寿司チェーン「元禄寿司」「小僧寿し」がFCを開始。71年には外資系の「マグドナルド」が銀座三越に1号店を開店した。以降、73年「吉野家」「ファミリーマート」、76年「村さ来」、93年には「TUTAYA」、2000年には「業務スーパー」がFCを展開する。

いずれも飲食系、コンビニ、レンタルビデオに端を発したどちらかと言えば高額投資のFCビジネスだが、2000年代になると健康系、ハウスクリーニングサービス、結婚相談所などの低額投資の様々なFCビジネスが誕生している。

ギフト業界では併設店としての「サーティワン」「シャトレーゼ」がお馴染みだが、本項では、先ごろ開かれたフランチャイズビジネスの総合展FRAXより、「カタログギフトがよく売れ、売り場が余ってきた」というギフト専門店が導入しやすそうなFC代理店ビジネスを紹介してみたい。

ブランドの買取専門店「ブランドオフ」

2020年の新品ラグジュアリー市場は、コロナショックで25%減少し、およそ2兆円の市場だった。それに比べブランドのリユース市場は19年2358億円、20年2416億円、21年2698億円と着実に伸長、22年は3000億円市場となることが見込まれている。

日本人一人が所有する品目(ジュエリー、時計、バッグ、ブランド衣料)の合計所有点数は、平均14・7個、購入金額は77万5000円とされ、もう使わないブランド品の総額は約15兆円以上にのぼると言われている。

 

2022年3月号(2/15発行)掲載

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