「コロナが少し落ち着くと、人流が戻り、仏事や販促も動き出した」-22年度は夏場以降、ギフト市場は着実な回復の道をたどりはじめた。しかしながら、諸物価高騰、とりわけ1年で5割近い値上げとなった「紙代」がカタログギフトや総合カタログ制作の根幹を揺るがし始めている。「果たしてユーザーから見て、カタログギフトの低額帯のシステム料は見合っているのか」という懸念が囁かれ出したのだ。しかし、紙代、印刷代、運賃の負担のないカード型やデジタルカタログは一見合理的だが、視認性やギフトを受け取った時の感激度では紙媒体に劣り、一足飛びの移行は決断が難しいとされる。
本号の年頭インタビュー（後編）では、ギフト需要の回復具合、新しい用途へのチャレンジ、新しいビジネスモデルの可能性などについて語ってもらった。
- シャディ 大村泰治 社長「再起動元年。使命と役割を明確化」
- アピデ 中村雅昭 社長「ええもんＫＡＮＳＡＩ 産直グルメで社会貢献」
- 東栄産業 髙田秀寿 社長「ライフ事業と業務改革で生産性が向上」
- 三喜 三谷欣司 社長「人流回復で法人需要に明るい兆し」
- 藤田商店 藤田知久 社長「法人需要が上向きグリーン購入法適合商品に注目」
- アンシア 坪井明 社長「会葬者人数が回復基調事業所の福利厚生に照準」
- 杉本カレンダー 杉本庄吾 社長「原価値上がりに前向きの対応策」
- トーダン 強口邦雄 社長「個人ユースの取り込みで市場を拡大」
2022年2月号（1/15発行）掲載
