2022春夏繊維/成願「SDGs」に配慮した商品づくり

創業75周年を迎えた㈱成願(大阪府泉南市)の「2022年春夏コレクション」。展示会のテーマを「永く愛されるものづくりを」とし、消費者に永く愛され続けるタオルのあり方を見つめ直した。「SDGs」に配慮した天然素材100%のタオルやブランケット、特殊糸を使用した機能性タオルなどを展開した。

会場入り口に展示したのはエンジェルスピン製品。柔らかく吸水性に優れ、中に空気を含むためボリューム感があるのが特徴だ。いつまでも心地よさが持続する高級タイプで、今回はボリュームゾーンの商品も取り入れた。

クール糸を使用した「エコ・デ・クール」シリーズは、今までは首に掛けるタイプの商品だけだったが、家の中でも使えるブランケットタイプの商品も開発。少し薄手でストールとして首に巻けるものなどをアイテムに追加した。同シリーズは発売から10年が経ち、累計販売数は600万枚。今年はおうち時間の増加のためか、マフラータイプの販売数は前年より微減。ピロカバー、アイピロー、ペット用クールマットなど新アイテムが好調だ。

 

2021年12月号(11/15発行)掲載

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