北海道団扇カレンダー卸商組合は5月10日、節目となる第70回総会と懇談会をオンライン形式で開催した。
開会に先立ち富田潔理事長は「コロナの収束も見えない中、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まりました。コロナと戦争は世界経済に大きな影響を及ぼし、燃料や資材など物不足に陥ることが懸念され、私達の業界も真剣に対策を考える必要があります。この後の懇談会では、今後の明るい未来のために有意義な意見交換をしたいと思います」と挨拶した。
次にメーカーを代表して新日本カレンダー㈱の宮﨑安弘社長が挨拶。「一昨年までは普通に製造できない大変な4年間を過ごし、やっと落ち着いたと思ったところコロナによりオリンピックの順延、休日の変更がありました。原料価格の高騰、ここ4、5年の様々な意味でのメーカーとしてのダメージと毎年少しずつ減少する販売数などの要因を鑑みて、価格を10%程度、引き上げることとなりました。販売店様も同様に販売価格を上げることで利益をしっかり確保していただけるようお願いいたします」と述べた。
2022年7月号(6/15発行)掲載