全協青年部主催 第1回講演会 基調講演「ISOを経営に取り入れるメリットとは」

全国団扇扇子カレンダー協議会青年部が4月22日、「新しい知識を取り入れる」をテーマに第1回講演会を開催した。講師は㈱ゼノクロス代表取締役小島大輔氏。小島氏はISO認証取得コンサルタント、ISO審査業務などを手掛けている。

司会進行は柏原貴之副会長が務めた。講演に先立ち宮﨑真典部会長が「小島様を講師にお迎えし、ISOをどのように経営に取り入れるかをお話いただきます。皆様の経営に役立つヒントを得られることを楽しみにしています」と挨拶した。

ISOの歴史と概要

本部をスイス・ジュネーブに置く非政府組織(NGO)である国際標準化機構(International Organization for Standartization)は、製品やサービスに対して、世界中同じ品質、同じレベルのものを提供するという国際的な基準を作ることを目的としています。モノに対する基準では例えば、非常口のマーク(ISO7010)カードのサイズ(ISO7810)ネジ(ISO68)などはご存知でしょう。

品質に対する規格と、環境活動を管理するための仕組みに対する規格(ISO9001、ISO14001)などがあります。取得するには、それぞれのISO要求事項の条件を満たすことが求められます。例えば、ISO9001では「従業員の資格、スキルを明確にして今後の教育計画をたてること」「社内のリスクを明確にしてそれに対する活動を決め、結果を評価すること」「各部署で目標、行動計画を決定し、評価すること」「顧客がどれだけ、商品やサービスに満足しているかを把握すること」など。このような要求が100以上制定されています。

 

2022年7月号(6/15発行)掲載

最新情報をチェック!