関西展に先立って開かれた「ライフスタイルWeek夏展」(9月2〜4日/東京ビッグサイト)は雑貨、文具、ファッション、美容、インテリア、食器、花の商談展である。110社の初出展を加えた410社が揃った。コロナ禍の影響で実に、半年振りの活況が戻りつつある雰囲気だった。
コロナ禍での開催とあって、徹底した感染対策を繰り広げた。マスク着用は当然ながら、会場への入り口では手指の消毒、体温測定と担当者が付きっ切りで指導。医務室には医師や看護師が常駐した。
出展社にとって、コロナの影響で営業活動が停滞、加えて直に顔を合わせての商談も、普段より極めて少なくなった。「当社製品の利点や特徴を直に触ってもらえるのは本当にありがたい」という声が多く聞こえた。マスクや石鹸類、消毒グッズ、衛生グッズなどが会場を埋めつくし、「特に意識しての商材とは考えていなかったが、コロナ禍の今、貴重な商材になった」。また、巣ごもり需要を背景に自宅で家族と遊ぶ・使用するグッズが注目を集めるなど、例年では考えられないほど展示会スタイルが激変した。
続きは2020年11月号(10/15発行)掲載