日本カレンダー暦文化振興協会(暦文協)は8月26日、第11回総会と講演会をリモート開催。冒頭、中牧弘允理事長が挨拶した。
「昨年暦文協は10周年を迎え、記念講演会と座談会をオンライン配信しました。現在もホームページで閲覧することができます。振り返りますと10年間の講演会は天文関連と人文関連に内容が分れますが、若干人文関係に偏っていたことがわかりました。そこで国立天文台の暦計算室長であり当協会の理事である片山真人先生にご相談したところ、講師を引き受けていただきました。片山先生には2013年は中秋の名月がテーマでしたが、今回は月食について講演いただきます。かなり専門的な話になるかと思いますので心して拝聴します」
講演・トークセッション・質疑応答(要旨後述)に続いて、小澤潤事務局長が昨年度の活動について報告。予定していた総会と講演会はコロナ禍で中止となり、総会は書面で議決。講演会に代わり暦文協ウェブサイトで設立10周年を記念した動画を配信した。また、規模を縮小開催した新暦奉告参拝や暦文協ニュースの発行などを映像とともに紹介した。
故岡田芳朗最高学術顧問の未発表原稿を一部活用して制作された10周年を記念した冊子「暦文協こよみ便覧」とパンフレット「暦文協10年の歩み」の紹介と本年度の活動予定に続き、2022年版暦文協オリジナルカレンダーが発表された。
続く定時総会では、令和2年度の事業報告と収支決算、令和3年度事業計画案と収支予算案が承認された。
続きは2021年10月号(10/15発行)掲載