㈱プレーリードッグ(大阪市)は、新時代に向けた新企画の取り組みを前面に打ち出した。柱となる新商品はサスティナブル素材の寝具と、『本田亮ユーモアイラスト』商品だ。
同社は昨秋にダウン製のアウトドア用品「動ける寝袋」を発表したが、今回は「カポック」という素材を使った寝具(寝袋)を提案する。カポックはインドネシアなど熱帯地域に植生するが、その木の実の中に綿毛が入っていて、これを素材として使用する。コットンの8分の1の軽さで、その中に空気を多く含むので保温効果が高い。
「木になる羽毛」とも呼ばれるが、これをダウン素材に代わって寝具に使う。欧米ではアニマルフリーの関係から人工ダウン(化繊)を使用する傾向にあるが、カポックは伐採せずに実を採取でき、農薬も使用しないサスティナブルな素材だ。
2022年7月号(6/15発行)掲載