ショップ探訪/大阪国際空港「地元人も楽しめる遊び場に」

伊丹空港の通称で親しまれる大阪国際空港(大阪府豊中市蛍池、以下伊丹空港)が、50年ぶりの大規模改修を経て、都市型先進空港に生まれ変わった。2018年4月に第一弾となる先行エリアをオープンし、今年8月に全棟のリニューアルが完成した。運営は関西エアポート㈱(大阪府泉佐野市)。

地上アクセスなどビジネスユースへの対応を強化するほか、商業エリアを充実させ、旅客も地元人も楽しめるスポットに様変わりしている。

8月に迎えたグランドオープンでは、飲食店、物販、サービスの計36店舗が新たに出店した。

南北ターミナル(南側が全日本空輸、北側が日本航空)に国内空港線初導入となるウォークスルー型商業エリアを展開。保安検査場を通過後から搭乗口の間まで、曲線を描いた一本の通路が続き、複数店舗を回遊しながら移動できる。関西色豊かな土産ショップや話題のスイーツ店、関西名物を堪能できる31店舗が通路に面して連なる。

保安検査前のエリアには、日本航空側に1店舗、全日空側に4店舗の計5店舗がオープンした。食品店「諸国屋」、上島珈琲店、HMV&ブックスポット、靴や鍵修理の「RESH」、「551HORAI」など地元の人が日常的に活用できる馴染みのある構成になっている。

新ショップから、手土産・土産に人気の2店舗を訪ね、売れ筋を取材した。

 

続きは2021年1月号(12/15発行)掲載

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