シャディがギフトモールを立ち上げる時に、先行導入店に選ばれたサラダ館西神平野店。その後の店づくりは従来のサラダ館のイメージを大きく塗り替えるものとなっている。集客の〝窓口〟を増やす狙いと成果はどうか。同店を取材した。
雑貨・カフェコーナー併設
サラダ館西神平野店は、JR「西明石」駅から車で10分、田園地帯を貫いて走る県道沿いにある。ところが、ショップのファサードには、よく知られた赤いトマト絵に「サラダ館」と表記した看板がない。一瞬、店を間違えたかと思ったが、入り口に「ココロカラギフトSALADAKAN」の表示プレートが掲げられていたので、ひと安心した。
「どうもふつうのサラダ館とは違うようだが、新鮮でおしゃれな店構え」。これが最初の印象だ。店の外観だけでなく、店内に案内されるとその印象がさらに強まった。売り場は時期的に歳暮商品を中心に展開しているが、フォーマルギフト向けでない自己買い用の冷凍スイーツやユニークな雑貨品のコーナーも、大きなスペースを取っている。驚くのは、サラダ館にしてはカフェコーナーが広く確保されていることだ。全16席。ショップの天井が高く、ガラス戸が大きいのでカフェコーナーは広々と感じられる。
2022年1月号(12/15発行)掲載