コロナ禍の仏事ギフト動向「法事キャンセルも、 香典返し堅調」

葬儀は小規模・簡略化か

緊急事態宣言が全国的に解除されても、気を緩めることができない新型コロナ感染症問題。3月〜5月はギフト業界もコロナ禍の大きな影響を受けた。仏事関連への影響をギフト専門店の取材から整理すると次のようになる。

◦法事・法要の延期、キャンセルが増加

◦家族葬・直葬が増加。葬儀には身内だけしか呼ばない

◦葬儀に参列しなくても香典は送る

◦香典返し・後返しは継続され、中には昨対比増の店もある

◦今後、葬儀・法事の習慣は簡素化すると見る店が多い

影響の大きさが見てとれるが、明るい判断材料になるのは「香典返し・後返しが継続されている」こと。中には昨対比95%と順調、同120%と好調な店舗がある。特に地方の専門店からそのような声が届く。ただ、楽観視はできない。香典が縮小する事態が今後も考えられるからだ。

続きは2020年7月号(6/15発行)掲載

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