百貨店の中元商戦は3密回避に万全な対策で臨んだにも関わらず、3月からの時短営業や臨時休業が続いた直後の商戦幕開けとあって、外出自粛の影響は拭えず、店頭販売は苦戦を強いられた。
ただ、商戦前よりEC需要の伸長を見越し、本腰を入れて取り組んだ企業はネットに移行する顧客が増え、落ち込みを最小限にとどめ、「当初想定していたほどコロナの影響はなかった」「予想を上回る売上げ」と大健闘した。
コロナをきっかけとしたオンライン購入の定着は、店頭とECの融合や相乗効果を狙った本格的な施策が喫緊の課題として浮上してきた。以下、主要都市の百貨店に取材した。
続きは2020年10月号(9/15発行)掲載