新型コロナウイルスの影響で生活やビジネスのリモート化が急速に進み、その波はブライダル業界にも広がっている。相次ぐ挙式の中止を背景に、挙式動画を配信する「ウェブ婚」などオンライン完結型の挙式サービスが続々と登場。新型コロナ終息後も新しい選択肢として定着するかどうかが注目される。
今回紹介するのは、オンライン上で結婚の報告ができるサービス「リモートウエディング」を5月に開始したワイアンドカンパニー合同会社。同社は2016年に創業し、これまで二次会やパーティーの招待状を作成できるオンラインサービスを提供してきた。そして新サービス「リモートウエディング」に紐づけて、欧米では定番の結婚祝い、いわゆる「ウエディングレジストリ」を日本で普及させたいと試みている。代表の石倉有里子氏に話を聞いた。
「リモートウエディング」は新郎新婦がオンライン上で結婚を報告、さらにゲストはオンライン上で結婚祝いを贈ることができるサービスだ。
知らない人と一緒に贈る
利用手順は簡便で、スマホからもできる。新郎新婦はホームページから会員登録(利用料無料)をして「結婚報告ページ」を作成。好きなテンプレートを選び、二人の挨拶やプロフィール、挙式の前撮り写真や動画などを指示通りにアップする。以上の登録作業を済ませ、発行された専用URLとパスワードを報告したい相手(ゲスト)にメールやLINEなどで送信すれば完了する。
続きは2020年7月号(6/15発行)掲載