ワールドカレンダー ウォッチング/アメリカ編「趣味嗜好、寄付に特化型好調」

卓上は台紙付日めくりが主流

デジタルトランスフォーメーションが加速するアメリカ。スケジュール管理もスマホなどのカレンダーアプリを活用するのが一般的になっている。仕事やプライベートなどの予定はもちろん、日付や祝日の確認も全てアプリで完結。コロナ以降、その傾向が一層強まり、手帳の活用やカレンダーを飾る習慣がなくなりつつある。

スケジュール管理などの機能的な役割をカレンダーに求める人は少なくなっているが、目で楽しむアートとしてカレンダーはまだまだ根強い。ファンやマニア層にとっては、12枚のベストショットが手に入る最高のコレクションになる。好きなテーマのカレンダーをジャケ買いの感覚で購入。例えば好きなスポーツチームキャラクター、ペットカレンダーなど嗜好性の高い壁掛けカレンダーは堅調である。カレンダーの写真は付加価値が高い。その年に活躍した選手やトレンドなど、その年、その時代を思い起こさせる写真集はカレンダーならではの強みである。

 

続きは2021年4月号(3/15発行)掲載

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