12月3日は「カレンダーの日」。全国団扇扇子カレンダー協議会および全国カレンダー出版協同組合連合会によって1988年に制定されたこの日は明治時代までの日本で使用されていた太陰太陽暦を明治5年(1872年)12月2日で打ち切り、翌日3日を太陽暦の明治6年(1873年)1月1日とした「明治改暦」に基づいている。
この日、(一社)日本カレンダー暦文化振興協会(暦文協/中牧弘允理事長)は明治神宮にて新暦奉告参拝を斎行した。理事らは神楽殿前より神職に続いて参進、直会殿にて修祓を受け、本殿奥にて参拝と玉串拝礼を行った。コロナ以降、役員のみの参拝が続いていたが、5年ぶりに役員と会員による昇殿参拝と記念撮影が行われた。
特別講演も前回はリモートでの開催であったが、今年は参集殿で下村育世氏(理事・青森公立大学准教授)の講演「明治改暦と神社の例祭」と中牧弘允理事長による「令和7年(2025)暦予報」の発表が行われ、リモートでも同時配信された(参加者:会場約60名、オンライン約40名)。
2025年2月号(1/15発行)掲載