アピデ新本社社屋が完成/新しいライフスタイルの創造企業目指す

アピデ(株)(大阪市、中村健輔社長)は、3月13日に「アピデ新本社披露・感謝の会」の開催を予定していたが、全国的な「新型コロナウイルス」の感染拡大を受け、同会の中止を決定した。本誌では社屋完成を機に本社ビルやオフィス内部を取材、斬新な建築コンセプトに基づく新本社の概要を紹介することにする。

1階エントランス。正面に彫刻家・流政之氏の「黒みかげ石像 なみかぐら」、階段壁面にガラス細工の地図「新撰増補大阪大絵地図」を展示

新社屋は昨年12月3日に竣工。モダンでレトロ感漂う7階建ての白亜の建物が特徴で、米国の建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築理念を受け継いだ。敷地面積約400坪、フロアの合計面積約1500坪。1階エントランス、2階セミナールーム・ショールーム、3・4階倉庫、5階オフィスフロア(営業・企画部門)、6階オフィスフロア(管理部門・来客フロア)、7階食堂・会議室、屋上フリースペース。

5階オフィスフロア(営業・企画部門)のフリーアドレスオフィス

1階エントランスは美術館を思わせる空間演出で、正面に彫刻家・流政之氏の石像を、側面にロダンのオリジナルブロンズ像「考える人」を据えている。さらに注目すべきは5階・6階のオフィスフロアだ。営業・企画部門が入る5階フロアは、デスクを固定しないことで社員同士のコミュニケーションを図るフリーアドレスオフィスを採用。ぶら下がって身体を動かしながらアイデアを出すスペースも設けている。

続きは2020年5月号(4/15発行)掲載

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