Shaddy Summer Gift 2022/シャディがメタバース市場に参入 「リテールイノベーション」を加速

シャディ㈱(東京都港区、飯田健作社長)は6月16日、「Shaddy Summer Gift 2022 発表会」をオンラインライブで開催。業界初となるメタバース市場への参入を表明するとともに、今年のサマーギフトトレンドを「メタバースカタログ」を用いて紹介、リアル店舗やEコマースと並ぶ新しいデジタル空間として、大きな可能性と期待を示した。

2000社8万点のネットワーク

「Shaddy Summer Gift 2022 発表会」は、まず飯田社長がメタバース市場参入の経緯や狙いをプレゼンテーション。次いで、大村泰治取締役マーチャンダイジング本部長が今年のサマーギフトトレンドについて分析し、「メタバースカタログ」や中元ギフトの商品紹介を行った。

飯田社長はプレゼンテーションで、「ギフト店舗のパイオニア」としてのシャディを訴えるとともに、「リテールイノベーション」としての進化であることを強調。リアル店舗やEC空間にはないメタバースが持つ拡張性に大きな期待を寄せた。

プレゼンテーションでは、はじめにシャディの現状についての説明があり、これまでの事業展開の歩みを振り返った。

シャディのギフト店舗網は現在、47都道府県、国内のすべての県にシャディの店舗を持つ。店舗数は1400店を数え、この店舗網は日本の人口の66%をカバーしている。デジタル空間にはシャディギフトモールがあり、年間1億2000万人が訪れる。リアルなサラダ館・シャディ店のない地域でも、シャディギフトモールにアクセスが可能だ。

また、シャディの取引先は2000社を超える。扱う商品点数は8万点超。飯田社長は「巨大なサプライヤーネットワークに支えられていることがシャディの強みの一つです。このネットワークは拡張を続けており、シャディのカタログやカタログギフト及びチラシの発行部数は現在3700万部に上る。単に部数が多いだけでなく、シャディ1400の実店舗網やシャディギフトモールに加えて、3700万部の媒体によって、日本中のお客様のお手元や、スマホをはじめとするデジタルデバイス上でシャディの商品が提供されています」と語る。

2022年8月号(7/15発行)掲載

最新情報をチェック!