2021素麺特集/兵庫県手延素麺協同組合「保存食として見直される素麺ギフト」

昨年の中元商戦について、長谷川邦男営業部部長は次のように話す。

「昨年はコロナ禍で、百貨店の催事フロアはソーシャルディスタンスを取る必要から、ギフトを展開するスペース確保の目途がつかなかった。ギフトコーナーや注文承りコーナーを設けなかった小売店もある。4、5月の非常事態宣言の発動で、百貨店のギフト売り場の立ち上げは例年より2週間ほど遅れた。早期割引もスタートが遅れ、割引対象の販売期間が短くなった。

厳しい中元商戦の環境となったが、以前からEC通販に注力してきた小売店は、コロナ禍でも売上げを伸ばしたようだ。例えば、通販サイトを強化してきた阪急や三越伊勢丹の中元に占める通販の売上構成比は30%。ギフト売り場のお客は減少したが、その分を通販でカバーした。ECの構成比が高いところは落ち込んでいない。これは揖保乃糸産地だけでなく、中元全体について言える」

 

続きは2021年4月号(3/15発行)掲載

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