昨年はコロナ禍の影響を受けて、3月から5月までは厳しい状況が続いた。中元の時期は持ち直し、各メーカーとも昨対90〜95%で着地している。仏事は3月から現在に至るまで回復せず、50〜60%の推移。内祝いギフトも80%前後と昨対割れが続いた。7月〜9月頃までは昨年並みを取り戻したものの、10月からは微減90%が続いている。
昨年の実績は昨対96%。外食産業向けの原料売上げが激減した一方、中国向けの乾麺の輸出が増加した。中元の売上げは横ばい。商品構成は麺類(そうめん・うどん・そば)が50%と減少、スイーツは50%に増加した。今期の目標について吉井雅之取締役本部長は「原材料や固定費の高騰による利益減の改善、規格変更を行う。昨年の商品構成の変化に対応して、麺類の構成比を上げるよう努力。新分野への挑戦として冷凍クリームパンの販売を開始する。今年の中元は昨年同様90〜95%の売上げを推測している」と話す。
続きは2021年4月号(3/15発行)掲載