2021素麺特集/菅哉物産「すがや」ブランドで新市場開拓

コロナ禍の昨年のトータルな実績は昨対93%。売上げ構成比はギフト対単品が2対1の割合だが、ギフトが2ケタ減、単品が2ケタ増という結果になった。家庭用単品は巣ごもり需要の拡大から特需が発生、昨対110%の2ケタ増を達成した。今年も単品の勢いは続いており、さらに2割増が期待できるという。

一方、今年の中元も厳しい市況を予想、楽観視することなく、健全な危機感を持ちながら商戦に臨む姿勢だ。菅野社長は「ギフトもふつうの商品を扱っているとライバルとの競争になる。当社は差別化に焦点を当て、揖保乃糸産地の中でも付加価値の高い黒帯の1年熟成物の販売に力を入れている」と述べ、自社の企業理念「おいしく安全な食品を提供し、地域社会に貢献する」が差別化のポイントと強調する。

 

続きは2021年4月号(3/15発行)掲載

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