百貨店13社の歳暮は中元に比べ売上げが回復したことが明らかになった。オンラインや電話など非対面受注への誘導施策を図ったことで、ネット注文への移行が加速。ECサイトオンリーの商品企画や割引キャンペーンが奏功した。
身近な人に贈るカジュアルギフトは歳暮においても増加していたが、その傾向が一層強まった。帰省しない代わりに贈る「帰歳暮」や会えない人に贈る「パーソナルギフト」が急伸し、「のし掛け不要のギフトがこれまで以上に増えた」という声が多数寄せられた。その影響で客単価、一人当たりの平均購入点数は前年を上回った。
コロナ禍はこの傾向が続き、今後は「お取り寄せ」「自宅用」「カジュアルギフト」に伸び代があると推測する企業もある。
続きは2021年4月号(3/15発行)掲載