(一社)日本カレンダー暦文化振興協会(略称暦文協・中牧弘允理事長)は、12月3日の「カレンダーの日」に令和3年(2021年)の暦原本を神前に奉告し、暦(カレンダー)を手にする全ての人々の平和と幸福を祈願する「新暦奉告参拝」を斎行した。明治神宮での開催は8回目。今回は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、例年とは異なり参加人数を最小に限定した。また、参拝後に開催された講演会と暦予報をYouTubeでライブ配信した。
講演に先立ち中牧理事長は、大阪からビデオメッセージで挨拶。「暦文協創立10周年を迎え、コロナ禍で予定していた行事は軒並み中止となりましたが、暦文協ニュース、こよみ便覧の発行などの活動、そして2021年暦文協オリジナルカレンダーは、アメリカを題材に、北米・中米・南米のカレンダーを紹介。本年最後の行事となる講演会は、講師の濱田陽先生が2017年に出版された『日本十二支考‐文化の時空を生きる』より本のエッセンスを披露いただきます。同書は現在十二支に関する最先端の学術書です」と述べた。
続きは2021年2月号(1/15発行)掲載