価格帯豊富なチョイス好調
「フューネラルビジネスフェア」が6月20・21日に横浜パシフィコ(横浜市)で開催された。主催は㈱綜合ユニコム。160社が出展し、葬儀関係者1万1815名が来場した。時代の変化とともに多様化する葬儀の形。アフターコロナ以降、一般葬、家族葬以外にも「一日葬」といった新プランが浸透するなど、返礼品の在り方も変わりつつある。今回、仏事返礼品を扱う4社(茶、コーヒー、カタログギフト、ギフト問屋)に動向と新商品について取材した。
コロナ以前から増えつつあった家族葬がコロナ禍で一気に加速。アフターコロナではさらに形を変え、小規模の「一日葬」が浸透している。通夜を行わず、告別式と火葬までを一日で執り行うプランはコストが削減できる。少人数、低予算の希望は年々増えている。
香典返しは、昨年から回復基調に。「一日葬」の普及で、参列者件数が増えたからだ。即日返しは2000円から3000円が相場。従来の「半返し」も今や半分以下、3割程度で返すようになっているという。
2023年8月号(7/15発行)掲載