第33回 インテリアライフスタイル「デザインで開く、新しいギフトの可能性」

6月18〜20日、東京ビッグサイト東展示棟(東京都江東区)で第33回「インテリアライフスタイル」が開催された。主催は、メッセフランクフルトジャパン㈱。会場はテーマとカテゴリーごとに15のゾーンに分けられ、ギフト商材、食器、家具、服飾雑貨などデザイン性にこだわったアイテムが集結。18カ国/地域から483社(国内393社、海外90社)が出展、ホームユース、リノベーション、オフィス、ホテルに向けた高品質な商材を求めてバイヤーなどが多数(3日間合計で1万5154名)来場した。

インクルーシブデザイン

特別展示の「インクルーシブデザインプロダクト」が気になった。「インクルーシブデザイン」とは障がい者など従来のデザインプロセスで見過ごされてきた人々をリードユーザーとして迎え入れ、デザインの初期段階からともに価値を創出していくデザイン手法。コクヨ㈱の利き手を問わずよく切れるはさみ「SAXA」や大栗紙工㈱を母体とするOGUNOが発達障害当事者の声をもとに作った「まほらノート」、錦城護謨㈱のゴムでできているグラス「KINJO JAPAN」など12社による製品が並ぶ。困りごとから始まった開発の結果、誰が見ても欲しいと感じる製品に仕上がっている。

 

2025年8月号(7/15発行)掲載

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