社長就任インタビュー/大村泰治 シャディ 新社長

販売店様、メーカー様の活性化とリブランディング

10月3日、ラオックスホールディングス始動に伴う、グループマネージメント再構築の一環として、シャディ㈱(東京都港区)の代表取締役社長に就任した大村泰治氏(前取締役マーチャンダイジング本部長)に、今後の抱負などを尋ねた。大村氏は1998年に入社。営業、商品企画の両キャリアを重ね、「いずれ」を目されてきた生え抜き社長の誕生だ。

─企画畑よりSV(スーパーバイザー)の経歴が長かったのは意外でした

大村 入社後は広島支店にSVとして配属。その後、四国支店の新設に伴い異動、支店長に就任しました。2年後、「すべて任せるから」と指令を受け東京支店に赴任。東京を含めた当時の関東はシャディにとってまだまだ空白地帯がありました。同期のスタッフらと新規開拓に回り、昨対180%など爆発的に売上げが伸びました。

その東京支店ではブライダル、仏事、企業・団体・官庁といったあらゆる販路にアタックできた経験が大きかったように思います。当時走りだったネット販売も東京マーケットは業者数が多く、いきなり年数億円単位の仕入契約を実現させました。次に着任した近畿支店は、元々販売店様が非常に強いエリアですから、一緒にWEBを新しく手掛けるなど営業提案はスムーズに進みました。最大売上げの支店でしたが、すぐに昨対をクリアできました。

続いての営業部長時代に営業本部を東西に分け、私は北海道から静岡までの東を担当。販売企画を策定するにあたって“商品の変化が必要”ということに気づき、16年に移った商品企画では、ブランド商品やギフト業界に流通していない商材開発に努めました。

商品企画の経験は余り長くはないのですが、結果的に営業と商品の全体の流れを見ることができ、経営の視座は広がったと思います。

2022年10月号(9/15発行)掲載

最新情報をチェック!