未来モノづくり国際EXPO「産業の未来を一望 グローバル連携で進化」

「未来モノづくり国際EXPO」(未来モノづくり国際EXPO実行委員会主催)が7月16〜19日までの4日間、インテックス大阪で開催された。また、同時開催展の「はたらく現場の環境展」(メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン主催)、「ウェルビーイングテクノロジー展/ウェルビーイング建設技術展/ウェルビーイングファインバブル産業展」(GISHW主催)は初開催だ。これらを含め、出展者は18カ国・300超の企業団体にのぼり、展示規模・内容ともに国際色豊かな構成となった。

3回目となる「未来モノづくり国際EXPO」は大阪・関西万博との連携のもと、社会課題の解決をテーマに産業を支える優れた製品や技術を国内外へ広く発信。

「はたらく現場の環境展」は、世界最高峰の業界メッセ「A+A(国際労働安全衛生展・会議)」(ドイツ)をモデルとし、「すべての人に健康で誇りある職場を」を理念に掲げた展示会である。アシストスーツやスマートPPE、防護服など、作業現場の安全性と快適性を高める最先端装備が数多く紹介された。

また、「ウェルビーイング」シリーズ展示会は、「快適な暮らしと働き方」を支える技術を総合的に提示する場として展開。素材、センシング、ロボティクスなどの多分野技術が融合し、まちづくり、防災、環境衛生といった社会インフラ分野における最新動向が披露された。中でも注目されたのはファインバブル技術であり、環境負荷の低減や省エネルギーの観点から高い関心を集めた。

本展はSDGsやESGといった国際的潮流とも親和性が高く、未来志向の産業展示会として多方面からの注目を集める意義深い開催となった。

 

2025年9月号(8/15発行)掲載

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