新業態ショップ/大進本店 「カジュアルギフト市場に本格参入、広島パルコに2Uオープン」

今年70周年を迎える贈り物専門店の大進本店(広島市、山本茂樹社長)が時代の変化を捉えた新たな一手として、3月15日にカジュアルギフトショップ「2U(ツーユー)」をパルコ広島店(広島市中区)の新館6階にオープンした。

市内中心商業地・八丁堀エリアのパルコ広島店は感度の高い若者を中心に支持を集め、なかでも新館は雑貨店の激戦区。生活雑貨やファッション雑貨の大型店が各フロアに点在し、ギフト選びの恰好の場として注目されている。

同社は大型ギフト専門店「進物の大進」を広島、山口県下に18店舗、そしてギフトを起点に写真館、結婚情報サービス、幼児教育、花市場などへと業容を拡げてきたが、カジュアルギフト市場に特化したショップは今回が初めて。オープンから4カ月、常務取締役の山本晋三部長に近況を尋ねた。

業界初の「ダルトン」

2Uの売り場面積は191㎡、店頭商品は約1500点。メイン通路を挟んで右に、関東・関西で人気のブランド「DULTON(以下ダルトン)」エリア、左のギフト雑貨エリアに分かれる。ギフト雑貨はタオルやベビーグッズ、スキンケア、アロマ、SNSで贈れるカタログギフトなど。季節ごとにテーマを変えるシーズナルエリアでは、静かなブームが続くサウナライフを楽しむための便利なグッズを提案中だ。

売り場の約半分を占める「ダルトン」は、日本のインテリア雑貨ブランド。レトロアメリカンをテーマに、雑貨、文具、アパレルから家具などを、中国地方最大の売り場面積で約800点を品揃えした。待望のオープンとあって、当初から多くのダルトンファンが訪れている。

「ダルトンの認知度は広島でも予想以上に高く、しかも幅広い年齢に愛されています。目的買いに限らず、自己買い、誕生日などのパーソナルギフトもよく動いています」(山本常務)

 

2024年9月号(8/15発行)掲載

最新情報をチェック!