新型コロナ影響と対策第4弾/アフターコロナの店づくりに関心大

中元商戦を終えた全国のギフトショップ。前年比で落ち込みを覚悟していたが、結果は前年並みまたはそれ以上の成果を出すところが多かった。7、8月の商況は4〜6月と比べ、明らかに回復傾向を示した。ただ、秋以降もこのペースで進むかどうかは別問題。各ショップから楽観論は聞かれない。

“アフターコロナ”が視野に入りつつあり、コロナ後の商品づくり、店舗づくり、業態変革に対する関心が強くなっている。各店の経営トップに現状を聞いた。

後返しの習慣消えず/S店

今夏の中元商戦はかなり厳しいと予想していたが、悪くない成績で推移した。ギフト店の近くに量販店の大型店舗があるが、コロナの影響が接客に響いているようだ。当社の店ではお供えの需要が昨年並み、またはそれ以上の成果になった。1000〜1500円の商材がよく動き、葬儀後の満中陰志もお客様が店に買いに来られて販売額は減少していない。

葬儀の規模が小さくなって家族葬が増えても、お返しの習慣は消えていない。親戚などからの高額の香典に対して、半返しをする習慣は続いている。商品的にはカタログギフトの購入が多い。

 

続きは2020年10月号(9/15発行)掲載

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