日本最大級の文具と紙製品の見本市「文紙メッセ」は、例年マイドームおおさかで開催され約1万人が来場する。準備を進める中、コロナ収束の見通しが立たず会場開催は断念。しかし中止するのではなく、新しい試みとしてウェブ開催を決めた。8月1日から31日の1カ月間というロングランで開催されたウェブ見本市には、8月25日現在で9万623人のアクセスが記録された。
ウェブ文紙メッセは、「WEB展示会」「新商品発表」「新製品コンテスト」「WEB講演会」「コロナ対策・関連グッズ紹介」「やってみよう!楽しい体験動画」「国立大学法人奈良女子大学研究発表」「広畑直子さんによるパーススケッチ」「大阪市消防局とのコラボ/大阪市立図書館とのコラボ」が主なコンテンツ。新製品コンテストやステーショナリー川柳への応募数は前年を大きく上回った。
大阪文具工業連盟専務理事で文紙メッセ事務局の池田文彦氏は、「できる限り、会場開催と同様の内容となるようコンテンツの充実を図りました。出展社は100社を目標に募ったところ103社の出展があり、ウェブ展示会へのアクセスは3万件を超えました。一カ月という長期開催の甲斐もあり、アクセス総数は目標の10万に届きそうです。ウェブ開催に大きな手応えを感じました」と述べた。
続きは2020年10月号(9/15発行)掲載