販売店の差別化戦略としてオリジナル商品開発を強化してきたアピデ。食品、繊維や金物・雑貨など幅広いジャンルに取り組むが、今最も売上げているのがオリジナル食品ギフトだ。
同社が初めて食品ギフトを開発したのは22年前。時代のニーズとともに目まぐるしい進化を遂げ、ヒットを含む数多くの商材をリリースしてきた。昨今では“上質なギフトブランド”としての評価を得ている。
開発当初から携わってきたオリジナル商品開発部の川畑浩隆課長に、ヒット商品とその開発秘話を聞いた。
初企画商品が初ヒット
これまでの実績を辿っていくと、商材は多種多様。日清オイリオやAGFなど、売れ筋NBが中心のセットもあれば、新しい市場を創出した商品も多くある。例えば大分の老舗・二反田醤油店や人気スーパー成城石井のギフトセットなど。さらにサラダ用粉末調味料「ベジフリ」(販売終了)やあごだし、鶏ガラスープなど、中身からパッケージまで自社企画したものもある。
「販売店様の粗利率が改善できること、そして差別化が図れるような商品作りを目指しています。5000円以内がよく売れますから、ローコスト、ビジュアルなどのトータルバランスでいくと、調味料がマッチしやすく、実際によく売れています」。
いい商品が作れたかどうかは結果が全てと語る川畑氏に、最も印象的なヒット商品を振り返ってもらった。
続きは2020年8月号(7/15発行)掲載