全協団扇扇子部会/令和6年度研修会「丸亀うちわ」の製造工程を体験

価値を高める販売を触発される

全国団扇扇子カレンダー協議会(全協)団扇扇子部会は8月2日、香川県丸亀市の丸亀うちわミュージアムで令和6年度研修会を開催。館内見学で団扇の見分を広め、伝統工芸士の実演指導による丸亀うちわ作りを製造体験、夕刻からの活け魚料理一徳での懇親会では地元団扇業者を交え、団扇談議に華を咲かせた(参加22名)。

研修会冒頭に秋田悦克部会長と山本慶大副部会長が研修会の狙いを説明。浜本哲郎氏(塩屋団扇商工業理事)が丸亀うちわの沿革を紹介して、製作体験が始まった。

丸亀うちわの工程には大きく分けて「骨」と「貼り」の工程があり、1本のうちわが出来るまで47の工程を経る。まずは長谷川秋義伝統工芸士の「木取り」「ふしはだけ」「割き」の職人技を鑑賞。研修会参加者は、切込みの入った竹を繊維に沿って左右にひねりまげて、ふしまで揉みおろす「もみ」と呼ばれる工程を体験。

 

2024年10月号(9/15発行)掲載

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