仏事ニュース/コープこうべ「コロナ禍で低価格葬が増加、一般葬は減少」

生活協同組合コープこうべ(神戸市、組合員数171万人)は、葬祭サービス「クレリ葬」を1989年に開始。兵庫県葬祭事業協同組合連合会との業務提携で、「安心・納得」を保証する明快な料金設定や運営システムを実現している。コロナ禍の1年はクレリ葬にどのような影響を与えたか。上田隆司センター長に話を聞いた。

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2020年度の葬儀件数は3029件。前年が3223件だったので、194件の減少になった。クレリ葬のプランは大きく3つある。①直葬(=セルフプラン、料金17万円)②シンプルプラン(料金27万円)③一般葬(クレリ葬基本セット、料金40万〜100万円)。このうち、①と②は2年前に開発された低価格葬儀プランで、この1年間で200件近くの増加をみた。これは想定内だったが、予想外だったのはクレリ葬の本体である一般葬のプランが244件減少したことだ。低価格葬が増加し、中心となる葬儀が減少。コロナ禍で市場はまちがいなく縮小した。一般葬の葬儀件数の減少は供給高の減少にもつながり、ダブルパンチで営業剰余金の前年比大幅減を招いた。

 

続きは2021年7月号(6/15発行)掲載

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