サステナブルな和雑貨
9月開催のライフスタイルWeek(インテックス大阪、RX JAPAN主催)は関西初となる「インバウンド向けEXPO」と「推し活グッズEXPO」など9つのエリアで構成。新規出展や新商品が多かったことから、多くの来場客で混みあった。
インバウンド向けEXPOの出展社数はおよそ20社。ブースに並ぶ商品は、浮世絵といった従来の紋切り型の絵柄ではなく、インスタ映えしそうな和デザイン雑貨だ。ここ数年でインバウンド市場に参入する老舗企業が増え、自社の特性を活かした商品、あるいはイラストレーターやデザイナーを起用した雑貨の開発が進んでいる。
その一つがエシカル文具の㈱ペノンの新商品「旅するマグネット」。日本の全国各地で活躍するご当地クリエイターとタッグを組み、各地域の観光名所や歴史・文化のイラストをサステナブル素材のマグネットに落とし込んでいる。インバウンド需要は大変好調で、求められるものはメイド・イン・ジャパン。旅するマグネットも東京で製作しているという。「鯉や浮世絵などの定番の題材も変わらず人気だが、地域の特色の違いに魅力を感じる外国人が多く、地域の思い出をテーマにした土産品を作りたかった」と語る。
2024年12月号(11/15発行)掲載