「コロナが収束しても返礼品市場はそう変わらないと見ている。もともと2019年以前より関東では家族葬、直葬が広がっていた。東北など地方エリアでも、都会よりは参列人数はまだましだが徐々に葬儀は縮小傾向にあった。日本全体では葬儀件数こそ高齢化によって年々増加しているものの、コロナが収まったからと言って、数量（参列人数）が一気に反転することはないだろう」
フューネラルビジネスフェア2022（6月13、14日、パシフィコ横浜）に出展した返礼品業者は、急速な市況回復は見込めそうにないだけに、「返礼品も食料品がほとんどを占める。原材料の値上げが続く中、低掛け率の業界ではこれ以上内容量の減量でしのぐのは無理」と参列者が納得してもらえる商品開発に注力すると言う。以下、同フェアより注目商材を取材した。
2022年8月号（7/15発行）掲載
