セミナー/大阪府におけるSDGsの推進について「大阪万博が改革のチャンス」

セミナー/震災対策技術展・大阪「大阪府におけるSDGsの推進について」

大阪府政策企画部企画室推進課課長 矢田昌己 氏

 

冒頭、矢田氏は大阪について「水の都、江戸時代には“天下の台所”として、多くの人や物が集まる拠点として発展してきた。関西は、近江商人の“三方よし”や松下幸之助の水道哲学などの考え方が根付いた街。社会貢献や公理公益を重んじる精神がある。多くの点でSDGsと重なるところが多い」と語った。

大阪では2025年、SDGs万博とも呼ばれる大阪・関西万博が開催される。来場者数2800万人、2兆円の経済効果を想定し、「SDGsの目標年次2030年を見据えた未来の実験場として、大阪に大きなインパクトを与える」と期待を述べた。

現在、府は「SDGs先進都市」を実現するため、昨年3月に「大阪SDGsビジョン」を立ち上げ、府民や企業に向けSDGsの認知に取り組んでいる。また、2050年までに海洋プラスチックごみによる新たな汚染ゼロを目指す「大阪ブルー・オーシャンビジョン実行計画」について報告し、「事業活動の中でプラスチックの削減ができないか検討頂きたい」と企業に呼び掛けた。

 

続きは2021年10月号(10/15発行)掲載

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