ギフト業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)とは
(一社)日本デジタルトランスフォーメーション推進協会 森戸裕一 代表理事
日本デジタルトランスフォーメーション推進協会は、行政機関、教育機関など様々な業界のデジタル化を支援する団体である。前身は、中小企業のIT化を支援する中小企業情報化支援協議会。
IT化とデジタルトランスフォーメーション(以下DX)は大きく意味合いが異なる。IT化は、企業のビジネスモデルやプロセスを変えずに、いかにITを使って業務効率化を図るかが課題で、企業規模で取り組み方が異なる。
一方、DXの場合は個社でデジタル化に取り組むのではなく、サプライチェーンを含む社会全体で取り組もうというものだ。今は一般消費者も一人一台スマホを持つ時代。当然ながらビジネスモデルも大きく変わり、働き方も変わる。同団体では現在、企業の大小に関わらず、各業界や個々の人々の働き方がどう変わるかを中心にマーケット支援している。
大切なのは企業がトランスフォーメーション(変容)できるかどうか。できなければ事業の継続が厳しくなるといっても過言ではない。それだけ社会が大きく変容しているからだ。
セミナーのテーマは3つ①「DXとはーDXの本質、IT化との違い」②「DXの実践—DXを実践するための手法と考え方」③「DX時代の人材育成—DX時代に求められる人材像」である。
続きは2021年7月号(6/15発行)掲載