1987年(昭和62年)、“貰い手志向”に応える新しい時代の新しいギフトシステムとして、シャディ㈱が「アズユーライク」(3000円〜1万円まで5種類)を発表した。当時は「重たい引き出物の持ち帰りから解放される画期的なシステム」と手放しで歓迎された一方で、「商品選びを相手に任せるは無責任。これはギフトではない」とまで批判されるなど業界は賛否両論が渦巻いた。
しかし、「披露宴に3回出席したが、3回ともハンドクリーナーだった」、「先様に本当に喜ばれる商品を選ぶのはたいへん」というギフトユーザーに圧倒的に支持され急成長。数年を経ずしてアズユーライクを追いかける業者が次々と現れた。
今やカタログギフト(フリーチョイス)はギフトショップ売上げの数十パーセントを占める主力商品に育ち、WEB上で商品を選ぶカード型が登場するなど飛躍的な進化発展を遂げた。本項ではカタログギフト発行17社に現況と商品動向などをアンケート方式で回答を得てまとめた。(以下、すべて税抜き記載)
続きは2020年10月号(9/15発行)掲載