オフィス防災EXPO「オフィスや個人で備える防災の新しいあり方」

この正月に石川県能登半島を襲った地震の例を見るまでもなく、災害は突然やってくる。そして建物の倒壊やあらゆるインフラの断絶など極限まで人を追い込んでしまう。人はどこにいようとも水を飲み、食べて、排泄しなければならない生き物だ。災害時は特にそれが顕著に現れる。

たとえば災害が起きたとき、会社に充分な備えがなければどうだろう。パニック映画のような状況になることが想像できる。簡易トイレやヘルメット、懐中電灯、発電機、毛布、備蓄食料などを一定数保管しておく必要があるだろう。しかし、スペースの問題などもあり、簡単ではない。

5月8〜10日、東京ビッグサイト東展示棟で行われたバックオフィス向け展示会「総務・人事・経理Week春2024」はDX・業務効率化からオフィス環境改善などの提案がなされていたが、オフィス防災EXPOはオフィスでの防災環境のほか、個人レベルでの防災の必要性を改めて考える機会となった。

 

2024年7月号(6/15発行)掲載

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