インバウンド需要がもたらす 京焼・清水焼の広がり

「インバウンド需要がかなり高くなっています」。みやこめっせ(京都市)で開催された第136回京焼・清水焼大見本市(2月18日・19日)では、多くの出展者からそんな声が聞かれた。

京焼・清水焼には形状やカラーリングに格別なトレンドはないが、インバウンド客に特に人気なのはピンクやブルーの華やかで明るい色合いのものだ。特に桜柄は欧米人からアジア人まで幅広い層に支持されており、年間を通じて人気が高い。また、金をあしらったデザインの需要も多いという。

お土産としては、小皿や箸置きなどの小型のものが特によく売れるが、大皿や器などの大型商品も動いており、幅広いニーズがあることがうかがえた。

 

2025年4月号(3/15発行)掲載

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