〝日本の食品〟輸出EXPO「日本らしさ、唯一無二をアピール」

6月28日の東京外国為替市場で対ドル円相場は一時1ドル161円28銭まで円安が進み、1986年12月以来、約38年ぶりの水準をつけた。ロイターによると4月貿易統計で輸出数量が前年比マイナス3・2%、円安効果を生かせていない日本の輸出競争力の低下が改めて浮き彫りになっている。

海外の販路開拓に直結する完全BtoBの商談展、第8回〝日本の食品〟輸出EXPO/JFEX SUMMER第4回[国際]食品・飲料商談Weekが6月19〜21日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された(主催/RX Japan㈱、共催/独立行政法人日本貿易振興機構、協力/農林水産省、後援/経済産業省)。

出展社数は約35カ国・地域から約900社、海外バイヤーを含む1万8978名が来場(両展示会合計)、輸出相談や輸出商社や新規取引先の開拓、OEM商談などを行った。

輸出EXPOは日本茶、ヴィーガンフード、菓子、麺、健康&美容食品、加工食品、畜産物、水産物、調味料、ドリンク・酒の10ゾーン展開、約3分の1を加工食が占めた。すべてを紹介することは到底できないが、ギフトに良さそうなものを中心にいくつか紹介する。

「おくさま印」幸南食糧㈱(大阪府松原市、川西孝彦社長)の主力は日本の主食、米。米匠庵ギフト、冷凍のジャパニーズロールやくるくるオムライスのほか常温の一膳炊きなど多数展開。試食のほか英語と中国語の言語別輸出カタログをスタンドに立ててアピールした。

 

2024年8月号(7/15発行)掲載

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