大阪の中心部、中之島エリアに新しい美術館ができた。大阪中之島美術館。今年の2月2日にオープンした。黒一色のキューブ形状の建物と、パッサージュ(遊歩空間)を備えているのが大きな特徴だ。ネットでは「ストイック」「静謐な巨大洞窟」と言われているが、インパクトのある建築物であることは確か。内部に何があるのか、好奇心を刺激する「ブラックボックス」だ。
敷地面積約1万3000㎡、延床面積約2万㎡、地上5階建て。1階は家具・インテリアショップ、2階はチケットカウンターやミュージアムショップ、アーカイブ情報室がある。作品の展示室は4階と5階で、4月中旬〜7月中旬は開館記念特別展として「モディリアーニ−愛と創作に捧げた35年−」を開催している。
同展開催中は、物販やプレゼントに関連する施設は、5階の特設ショップ会場と2階の常設ミュージアムショップ。モディリアーニ展を見た後、来場者は会期限定の特設ショップ会場に流れてくるが、意外と広いショップを目にすることになる。しかも、島陳列の中心にあるのは、モディリアーニの絵が描かれたパッケージに入っているお菓子。スイーツ人気は美術館でも同じようだ。注目のアイテムは人気ブランドとコラボしている展覧会限定デザインのチョコレートや紅茶だ。
2022年6月号(5/15発行)掲載