凡庸な人間では一つの道でもおぼつかないが、ギルガメシュ社のブランド・ビジネス(経営)、著述・出版活動(文学)、語源学(学究)という三つの道を「気儘に逍遥してきた」石田天祐氏がテレワーク・インタビューに応じ、大冊三部作の生前葬出版のきっかけ、今後の目標などを語った(聞き手/本誌・寺田一生)。
—三度の生前葬出版を完遂された現在の心境は
石田 やりたいことと、やらねばならぬことを同時にやり遂げたような落ち着いたきもちです。
—なぜ生前葬出版を思いつかれたのか
石田 死はいつ襲ってくるか判らないし、執筆、編集、校正ができるのも元気なうちだけです。昨年(令和2年)2月に亡くなった姉によれば、私は「間違った生き方」をして来たようですが、「※」のような人生でも、たった一回限りの人生ですから、「※」を建てるようなつもりで生前葬出版を敢行しました。
続きは2021年1月号(12/15発行)掲載